チムシンジは、「チム(豚レバー)」の「シンジ(煎じ汁)」で、貧血気味や風邪を引いた時など
体力が弱まっている時に作られ、食されている。
沖縄県の庶民料理は、亜熱帯の気候風土が育んだ食材を中心に作り出された、独自に発展したものが多い。
庶民料理には、「医食同源」を意味する「クスイムン(薬になるもの・滋養食)」「ヌチグスイ(命の薬)」
の考え方が根付いている。
中国から伝わった、医学的な治療も日常的な食事も源は同じだという考え方で、日々の食事も薬としての料理であった。
貧しい中から生まれた食生活の知恵ではあるが、現在でもその理念は残っている。
そんなクスイムン(滋養食)は、「シンジムン(煎じ物)」として、肉、魚、野草、薬草、を煮込んで作られている。
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