昔あった映画館紹介・国営館

國映館・こくえいかんは、かつて沖縄県那覇市松尾に存在した映画館です。
1955年9月1日に開業し、2002年9月20日に閉館しました。

國映館の概要
國映館は、沖縄県那覇市松尾2丁目5-5に位置していました。
閉館時には3つのスクリーンを持ち、合計934人を収容できました。
運営は株式会社國場組映像事業本部が行っていました。

歴史
・國映館の前身は、1950年9月1日に開業した芝居小屋「世界館」です。
沖縄県内で戦後2番目、かつ県内初のコンクリート有蓋劇場でした。

國映館の開業と発展
・1954年に國場組が世界館の経営権を取得し、改築を経て1955年9月1日に
「國映館」としてグランドオープンしました。
東京の日比谷映画劇場をイメージしたドーム型の屋根と曲面の外観が特徴
で、国際通りのランドマークとして親しまれました。

複数スクリーンの時代
・1982年には「シネマオスカー」、1985年には「國映アカデミー」を増設し
3スクリーン体制となりました。
エクソシスト、ジョーズ、やスター・ウォーズ、E.Tなどの大ヒット作を上映
し、沖縄の映画ブームを牽引しました。

閉館とその後
・2002年9月20日に閉館し、最終上映作品は『タイタニック』でした。
國映館の跡地には、2020年にホテルコレクティブがオープンしています。

国映館は、様々なジャンルの映画を上映していました。
1960年には、その数なんと120館。
そして時代の流れとともに映画館が次々と閉館していく。
どこの街からも映画館が消えていくのが悲しいですね。

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